ストリーミング対応ビデオファイルと、ビデオスキャンのHTMLサムネール機能により作成されたHTMLページとをサーバに配置すれば、画像インデックス付きのビデオストリーミングサービスを直ちに構築できます。
以下では、Windows2000やXPに標準搭載されているWebサーバ(IIS)からビデオストリーミングする場合を例に説明しますが、ApacheなどのUnix系Webサーバを使うことも可能です。Webサーバからビデオストリーミングする際は、動画ファイルをシングルビットレートでエンコードしてください。 また、WindowsMediaサーバ、RealMediaサーバをサーバとして用いることもできます。この場合は、マルチビットレートで効率の良いビデオストリーミングができます。
注)以下の説明では、IISがローカルPCにインストールされており、そのWeb公開ルートディレクトリが、デフォルトの「C:\Inetpub\wwwroot」であると想定しています。
手順1 | ビデオスキャンの設定 |
ビデオスキャンをサーバ上で起動し、ビデオスキャン設定パネルの「HTMLサムネールとビデオストリーミング」項目を以下のように設定します。 | |
手順2 | ビデオファイルの配置 |
WMV、ASF、RM等のストリーミング対応ビデオファイルを、「C:\Inetpub\wwwroot\area61\任意ディレクトリ\任意ファイル名」の様式で配置します。 例)
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手順3 | ビデオスキャンにビデオ登録する |
ストリーミング対応ビデオファイルをビデオスキャンに登録します。 | |
手順4 | 「表示フォルダ」を指定する |
ビデオスキャンの表示フォルダを「C:\Inetpub\wwwroot\area61\」とし、「ツリー」にチェックします。 注)表示フォルダを「C:\Inetpub\wwwroot\」や「C:\Inetpub\wwwroot\area61\hobby\」とした場合は、望みの結果を得られません。 | |
手順5 | 「HTML作成ボタン」を押す |
を押したHTMLサムネールを作成。 Webブラウザで、「http://localhost/area61/thumbnail/Default.htm」にアクセス |
注)当方でテストした結果、Webサーバから配信した場合、RMは正しくシークされますが、WMVは常に動画の先頭から再生がはじまりました。WindowsMediaサーバから配信すれば、WMVも正しくシークされます。
実際のビデオストリーミングサービスでは、上記「localhost」の代わりにサーバ名を指定する必要があります。例えば、ビデオストリーミングサイトのサーバ名が、「www.area61.net」であった場合には、上記説明を以下のように置き換えてください。なお、Web公開ディレクトリ名を「area61」から「public」に変更し、そのサブディレクトリであるHTML公開ディレクトリも「thumbnail」から「images」に変更しています。
手順1 | ビデオスキャンの設定 |
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手順2 | ビデオファイルの配置 |
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手順3 | ビデオスキャンにビデオ登録する |
ストリーミング対応ビデオファイルをビデオスキャンに登録します。
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手順4 | 「表示フォルダ」を指定する |
「C:\Inetpub\wwwroot\public\」。「ツリー」にチェック。 | |
手順5 | 「HTML作成ボタン」を押す |
Webブラウザで、「http://www.area61.net/public/images/Default.htm」にアクセス |
//以上